イメージの扱いについて

AzDrawing では、レイヤイメージの扱いが通常のペイントソフトと異なるので注意してください。

レイヤイメージは 8BIT データで、アルファ値(色の濃淡)しかない状態です。
(通常のカラーイメージは RGBA の32BIT)

各レイヤごとに線の色を設定することができ、
その色とレイヤイメージの値を組み合わせることで、キャンバス上のイメージが表示されます。

一つのレイヤに色とアルファ値の情報がある通常のイメージとは違って、色が1色固定となりますが、
その分イメージのデータが少なくて済み、
また、線の色を簡単に変えられるため、線画を扱うには最適です。

画像の読み込み時には、
カラーイメージの場合は、グレイスケールに変換してそれを濃淡情報として取り込み(白=透明、黒=不透明)、
アルファ値があるイメージの場合は、アルファ値をそのまま濃淡情報として扱います。

編集できるイメージのサイズは 9999 x 9999 px までです。

画像ファイル形式について

ADW
(AzDrawing)
AzDrawing 専用の形式です。
レイヤなどの情報をそのまま維持して保存できます。

Windows 版で保存された ADW ファイルも読み込めます。
APD
(AzPainter)
AzPainter 専用の形式です。

読み込み時は、イメージのアルファ値のみを読み込み、レイヤの線の色は黒で固定となります。
PSD
(PhotoShop)
PhotoShop 専用の形式です。
1bit・8bit グレイスケール・8bit RGB の読み込みに対応しています。

書き込み時は 8bit RGB で保存されます。
読み込み時は、
1bit・8bit グレイスケールの場合は白の背景とイメージを合成した状態で濃淡を取り込み、
8bit RGB の場合はイメージのアルファ値のみを読み込みます。
BMP Windows で使用されている無圧縮の形式です。
PNG WEB などで使用され、可逆圧縮でイメージの劣化がない形式です。
16bit イメージの読み込みには対応していません。

読み込み時、32BIT でアルファ付きの場合はアルファ値をそのまま読み込みます。
GIF WEB などで使用され、256 色までしか使用できない形式です。
JPEG WEB などで使用され、非可逆圧縮でイメージが劣化する形式です。

テクスチャ・ブラシ画像について

キャンバス上の操作

Space+左ドラッグ : キャンバスのスクロール位置移動
Space+Ctrl+左ドラッグ : キャンバスを回転
Space+Shift+左ドラッグ : 上下にドラッグでキャンバスの表示倍率を変更